【伝説の猫/マイケル】第2章/兄弟
今日も昨日の続き、連日ですが興味ない方は飛ばしてくださいね。
【伝説の猫/マイケル】第2章/兄弟
兄に命名された『マイケル』ですが、本当に賢い子でした。
短毛の茶トラで口周りとお腹、足先だけ真っ白(くつした)
今でいう「日本猫」ようするに雑種です。
お家の中では私にベッタリで本当に可愛くて弟のような存在
「おいで」といえば必ずそばに寄ってくれるし、
「朝起こして」といえば朝になると顔をフミフミしてくれる。
(30分後に起こしてと言って寝ても、ちゃんと30分後に起こす)
当時の私は『猫って頭いいし、言うこと聞くし可愛いな』
と純粋に思っていました。
名付け親の兄は俗にいう「不良」だったのでタバコは吸うし
プロレス好きで私も嫌というほど「技」をかけられ痛い思いもしました。
挙句の果てにマイケルに煙草を吹きかけたり、
布団の上ではあるけどブレーンバスターとかしてたので、
私はマイケルを守らなきゃと必死で兄に歯向かっていき、
抵抗してましたが、その全てをあざ笑うかのように返り討ちにあいました…。
もう私もマイケルも兄が嫌いで嫌いで(笑)
マイケルは兄を見つけると一目散に机の下や物陰に隠れたり、
タンスの上に登って兄がいるうちは決して降りてこない。
そんなマイケルを兄は可愛いと思うわけもなく
機嫌が悪い時は寝ているマイケルを蹴ろうとまでしたので
身を挺してマイケルの代わりに蹴られたこともありました。
いつしかマイケルは
家の窓のうえについている「小さな小窓」を開けれるようになっていて、外に出るようになってしまいました。
私が学校から帰ると団地の1階の前の道路で大の字で寝ていて、私を見つけるとダッシュで駆け寄ってくれて私にまとわりついて一緒に4階まで帰る。なんてことも日常になった頃…
そもそも団地での猫飼育は禁止されているので
団地の偉い人たちがザワついてきたらしいのです。
うちの母も基本的には働きに出ているので
そこまでご近所付き合いが上手でもないので
猫飼ってるの?と聞かれれば「いえ、飼ってませんよ?」
あの猫はなに?と聞かれて「うちの子に懐いてくっついてきたみたいで困ってるんですよね~」とか言ってたみたいです。
兄に対してもご近所は言ってきたみたいですが
「あ?飼っちゃいけねえからプロレス技かけて追っ払ってんだろうが!なんか文句あんのか?あ?」
と睨みをきかせてご近所や偉い人を黙らせたみたいで(;^ω^)
うちはそんな兄の粗暴もあってか嫌われてもいたみたいで
ご近所さんでガーデニングを楽しんでいる方々の中に
私から見ても性格の悪いしょうもないおばさんがいたのですが
猫がうろついているからと、外のバケツの中に除草剤か薬品を入れた水を用意するようになったのです。
当然外に出るマイケルからすれば、バケツのお水は貴重な飲み水だとおもってますので、まんまと飲んでしまっていたようです。
たぶんそうとう具合の悪くなったマイケルは
4階まで帰る事ができず、人に見つからない所でひっそりと
療養していたみたいでした。
そんなことを知らない私は、
「マイケルが帰ってこない!」と必死に団地周辺を駆けずり回り探しに探したのですが見つけられず…
時にはその性格の曲がったおばさんに「猫みませんでしたか?」と声をかけ、
「え?猫?毒でも盛られて死んでんじゃないの?いい迷惑よね」
とか言われて泣きながら家に帰ったこともありました。
そうこう1週間ほど経っても戻ってこないマイケルを
憔悴しながら探してた私が「まいける~~」と言いながら
団地の用具室辺りをウロウロしていたら
すっごく小さい声で
「…ニャ…ニャッ…にゃぁ」と聞こえたのです!
用具室は私の身長では上が見えないので、
自転車を持ってきてバランスよくその上に乗り
用具室の上の奥深くの所でこっちを見てる
マイケルを発見しました!
「マイケルっ!!!!」「こっちおいで!!」と呼んで
多分隙間30㎝くらいの所だったので手を伸ばしました。
ゆっくりとそして小さく鳴きながら寄ってくるマイケル…
やっと両手で触れるところまで来てくれたので脇を抱えて
自転車から転がりながら抱きしめてました。
ただマイケルは口から泡をふいたような、眼もうっすらしか開いてないし、瘦せにやせ、毛並みもボロボロ…
このままじゃマイケルが死んじゃう!!と思った私は
急いで4階まで連れて帰り、布巾を温めて体を拭きながらミルクを温めてちょっとずつ飲ませ、「死ぬな~!」と泣きながら看病しました。真夜中、職場から帰った母親もマイケルの帰還に大喜びし、そして一緒に朝までマイケルの看病を付き添ってくれました。
そして無事マイケルはご飯もしっかり食べれるようになり、完治するまでは一切外に出る事はありませんでした。
もちろん兄も、マイケルが完治するまでは近寄らなかったし粗暴な行動もしてきませんでした。
そして完治して元気になったマイケルが最初にしたことが
『復讐(リベンジ)』
その毒を盛ったとされるおばさんの花瓶を割り、大事にしてた花畑を荒らし、夏場だったので玄関を少し開けて料理をしていた所にサッと入り込み、魚を焼いていた網ごとひっくり返し、中からおばさんの「ぎゃあ!」という悲鳴とダッシュで出てくるマイケルを偶然見てしまいました。
えぇ…これが盛ってない本当の話なんですよね(笑)
そらぁどっちが悪いって
たぶん私やマイケルの方なんですけどね(本当にすみません)
勿論その後は毒おばさん対マイケルの死闘はしばらく続きましたが、団地の偉い人が「毒盛るのは可哀想だよ、近々保健所呼んで近所の野良猫一掃するようにするから」と約束をしたみたいで、毒おばさんからマイケルへの嫌がらせはなくなりました。
その代わり毒おばさんからうちの母が因縁付けられるようになり
何かあるとうちが悪い、おかしいという悪評を広められたのですが…
そこもうちの兄が
「なんかうっとうしい嫌がらせしてくるならお前らのガキにもエアガンで撃ちまくってやるからな」
とかなんとか言って嫌がらせが無くなったと記憶してます。
その後、毒おばさんから
「可愛い猫ちゃんね~」と言われたときは
盛大にひっくり返りそうになりました(笑)
マイケルも外でお水を飲む事はなくなり、必ず家に帰ってから
ご飯もお水も飲むようになりました。
もぅ自分の無力さに愕然としたし、リベンジしたマイケルの姿もなんというか色々教わる事が多くて、本当の兄弟以上に兄弟のようになっていきました。
※このお話は私が小学生だった頃のだいぶ昔のお話です。
今では絶対にNGな事も盛りだくさんですので、現在の飼育方法には適していませんのでご参考にしないようにお願いしますね。
長々と稚拙な文章失礼しました。
お読みいただいた方はありがとうございます。
二章はこれでお終いですが
次は「偉い人と保健所」を書きたいと思います。
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